マルタリ〜久米島へ行く                                 

〜その前に

マルは幼犬時代、私たちの旅行中は実家の両親に預かってもらい、実家でお留守番をしていた。両親はじめ周囲の人々がマルをとても可愛がってくれたおかげで、安心して旅行ができた。
しかし、両親の齢70代。この先いつまでも預かってもらうわけにもいかなくなる。旅行前に新幹線に乗っての送迎は時間もかかる。他の預かってくれるところを見つけ、慣れさせるためには若いうちに経験させることがお互いに良いと考えた。

ではどこへ?

一番はマルがいつも行っている愛犬美容室。早速、夏休みに向けてトライアル、5月に1泊してみた。(私たちは箱根温泉旅行へ)ところがマルは食事を摂らなかった。(帰宅後フードを与えるとパクパク食べたのでおなかは空いていたのに)

「食事を摂らない状態では1週間は預かれない」と言われた。「ただし、どうしてもと言う場合、食事を摂らなかったら獣医さんのところで栄養補給の点滴等了承のうえなら。あるいはマルのかかりつけの獣医さんのところに預けてみる方法もどうか」と言われた。
両親から「遊びに行くためにマルが点滴を受けなければならないのは可愛そう…」私も後ろめたい気分だ。

一緒に連れて行こう!

行き先は久米島に決定。エスティバンから宿「サクシード宮城」を紹介してもらえた。南の島へ再び飛ぶマルタリ。マルを宿泊させるとなると仕度がとても多い。ダイビング器材といい勝負だ。
サークルフェンス・ドッグベッド・トイレ・おもちゃ・敷物・フード・器・消毒ウェットティシュー…

いよいよ久米島

飛行機は羽田から直行便。だが機材遅れで予定より1時間遅れで久米島到着。空港にはスタッフのシオイリさんが迎えにきてくれていた。

宿のお部屋に入ると、マル滞在用のフェンスなどを設置する。主役は赤色キャリーの中で待機。玄関近くのお部屋なので散歩の出入りがしやすかった。

マルは私たちの食事中とダイビング中・ログ付け中はサークルの中で過ごさなければならない。おとなしく過ごすことができたようだった。マルの食事は時間を変えてもしっかり食べさせた。マルはおなかが空いていないと無理して食べない。

問題は夜の睡眠だった。1日目は生活環境が変った不安から2時間ごとに私のところへ来ていた。「しばらくここで暮らすの」と声をかけても、マルが「ハイそうですか」と言うわけない。おかげで私は睡眠不足(目の下にたるみが)。2日目・3日目…マルは順応していったものの、逆に私はまるで忍者の見張り役のようにマルの足音などにすぐ反応していた。毎日睡眠不足で目の下はボヨボヨの顔である。そんな状態で船に乗っているのだから、どうなるかといえば皆さんご想像通り。楽しいダイビング遊びのはずなのに…ちょっと辛い。この時ばかりは正直「マルを連れてこなかったら」なぁんてちょっと思った。

マルを連れて散歩に出ると、人が大好きのマルは自分から近づいていく。久米島でも同じだ。宿の近所のおじいちゃんに尻尾を振ってアピールしたら、おじいちゃんが「きれいだのー」と声を掛けてくれたので、マルをおじいちゃんのそばに寄せた。おじいちゃんはマルが噛まないかと私に確認したうえで指圧をはじめた。「犬はここがいいんじゃ」と言ってマルの眉間を指圧。マルは困った顔しながらも、そのままちょっと強い指圧を受けていた。私もこの指圧は初めて見た(笑)。

マルと一緒だと、こんなふうにおもしろい出会いがたくさんある。やっぱり連れてきて良かったなぁ。そんな時思う。

         

エスティバンのエアー(Air)

エスティバンのエアーはテリアの中でも大きいエアデールテリア(Airedale Terrier)。

マルと散歩途中に初めて会った時、すごい勢いで吠えられて、マルはビビってしまった。

その次の散歩では、お店の前にいたエアーをちょっと離れた所から見た。スタッフのタツヤさん(写真)が一緒だったから、吠えられなかったけれど、距離が縮まらない。その後、マルは散歩コースをエアーのハウス前を通らずに行くコースを選んでいた。

私はひそかにエアーに「ジャイアン」というニックネームをつけた。そう、あのドラえもんに登場する男の子と印象が重なった。ジャイアンはタツヤさんに散髪してもらったので男前になったが。

帰る日の朝、白い砂浜のビーチを歩くスタッフのジュンペイさんとエアーの姿が見えた。(散歩はスタッフが交替でしているのかな?皆と歩いている姿を見る。)エアーは時折座り、暑そうな様子だった。マルは砂まみれになるので、抱きかかえていたら、エアーが何となくマルを気にしている様子だった。優しくマルを見守っているのか?「オレも抱っこしてもらいたいな〜」と思っているのか?マルは自分の方が高い位置にいたのでエアーのそばでも落ち着いていた。

マルとエアーは同じイギリスのヨークシャー地方に歴史があるのだから、いつかもっと近づけるかな?近づけるといいね。マルからのプレゼント(K-9デンタルクリーナー)を気に入って「あれ噛み心地いいよ」ってエアーが思ってくれるといいなぁ。

               

サクシード宮城さんのラグ

ミニチュアピンシャー(Minature Pinscher)のラグ。栄養状態が良くふっくらしている。長時間散歩をしてダイエットに心がけているらしい。侵入者に対して吠え、すでに入っている者には吠えない、という自分なりの番犬スタイルがあるようだ。1日目、空港から宿に向かう途中、宿の近くで動物病院の看板を見つけてホッとした。マルがもし体調不良になったら診察してもらえると思った。

しかし、ここは那覇から獣医さんが来て月に2回の週末が診察日なのだとわかった。

病気や怪我は診察日に起こるとは限らないから、ちょっとした不調も飼い主にとっては大変不安になるだろう。それでは「他の日に何かあったら?」ラグは宮城さんが公的機関に勤務する家畜専門の獣医さんに頼んで診察してもらったことがあるそうだ。

このページをお読みになって愛犬とともに久米島へ行きたい方…必ず事前に宿のオーナーと相談してくださいね。
*飼い主不在時に大声で鳴いてしまう愛犬は残念ながらあきらめましょう。

                

これからのマル

1泊からいきなり1週間は難しいけれど、徐々に宿泊の日数を増やして、愛犬美容室での宿泊を慣らしたいと思っている。8月下旬、八丈島ダイビングを予定し、マルは愛犬美容室で宿泊訓練となる。3日間食事も摂って無事過ごせることを願っている。

安心して一緒に連れて行くこともできるし、愛犬美容室に預けることもできる。それが理想なのだけれど、欲張りすぎだろうか?



自宅用に買った久米島産マンゴ