マーシャルのダイビングサービス(マーシャルダイバーズアドベンチャー)では、
ダイビング初日に「サンゴについての講習」をしている。
世界の珊瑚が危機に瀕しているなかで、元気な珊瑚が残っているマーシャルでは
「危機に瀕する前に、珊瑚を守っていこう」という趣旨のようだ。

 マーシャルの珊瑚は実に元気がいい。植物でもそうだが、「何とか生き続けている」
のと「気持ちよくすくすく育っている」のとでは、一見しただけでその違いは明らかに
わかる。マーシャルの珊瑚は気持ちよく生きているのだ。
もう一つの特徴として、珊瑚の種類の多さを感じた。紅海やタヒチランギロアも珊瑚は
とても元気があり、一面の珊瑚が続く海なのだが、一種類の珊瑚で埋め尽くされている
場所が多かった。
珊瑚の名前は覚えられないのだが、(実は覚える気がない・・・きれいだったらそれでいい
かと思っているので)大小さまざまな珊瑚がそろっている。

 マーシャルは29の環礁でできていて、首都マジュロは環礁の一つだが、
チャネル(外海と内海をつなぐ水路)はカロリンチャネルしかない。内海は透明度は
やや落ちるが、砂地に珊瑚の根が点在しているポイントが多く、またポイントによって
珊瑚の種類が違うために、潜るたびに新しい気分を味わえるのである。外海は驚く
べき透明度があり、テーブルサンゴなどがびっしりと覆いつくし、それが延々と
続き、ときどきギンガメアジやカマスの群、カメなどが通り過ぎていく。

 アルノ環礁はマジュロからボートで1時間半ほどかかる。今回潜ったアルノアルノ
というポイントは、環礁の外側(外海)にある砂地のポイントで、驚異的な透明度で
(僕がこれまで500本潜ったダイビングの中で、最高の透明度だった)
光が海中奥深くまで差し込み究極の癒しダイビングだった。
あまりの気持ちよさにいつまでも撮影を続けていたら、「空気がないんじゃないか」と
ガイドのshinboが心配して、レギュ付きのタンクを水中に持ってきてくれた。残圧系は
見ながら潜っていたので空気はあったのだが、心配をかけてしまった。「いつまでも
海の中にいたい」気持ちにさせてくれるポイントだった。

マーシャルの珊瑚