加計呂麻島


2003年8月、加計呂麻島へ行った。
加計呂麻島は奄美本島のすぐ南側に奄美海峡を隔ててあり、
本島からフェリーで20分ほど着く。

 奄美大島は北部と南部にダイビングポイントが集中している。
空港は北部にあり、加計呂麻島まではバスやレンタカーなどで
移動することになる。
 羽田からの直行便が奄美空港に着くと、その時刻にあわせて
本島の南端の古仁屋までのバスが出ている。そのバスに乗り、
海岸線の景色を楽しみながら50分ほどすると名瀬に着く。バスは
名瀬のバスターミナルに入り、休憩になる。
「1時30分に出ますから・・・」
と運転手に言われてバスから降りラーメン屋で昼食を食べることにした。
 バスは再び出発し森の間やマングローブの林を見ながら古仁屋に着いた。
バスは休みなく走れば古仁屋まで2時間半くらいだろう。休憩をはさんでいるので
3時間以上かかっていた。

 古仁屋から加計呂麻島へは、海上タクシーというのもあるが、人数に関係なく
1500円なので一人の時はフェリー(260円)がいい。
 加計呂麻島でフェリーを降り、バスでスリ浜にある「ハウスインかけろま」へ
行った。とてもきれいなペンションでいろいろな心配りがされており、食事もとても
おいしかった。そこで2泊してあと4泊はダイビングサービスにペンションが併設し
ている「RIKI」に宿泊した。「RIKI」は海に面したところに1軒だけ建っていて、
目の前のビーチからボートに乗りダイビングに毎日出発した。
 
 「もし自分でダイビングサービスを始めるとしたらRIKIのようなサービスがいいな」
というのが感想である。
 まず大自然のなかにぽつんと1軒・・・それがいい。「時間が止まってしまったような」
とか「ゆっくり時間が流れる」というよく聞く表現だがそれがぴったりあてはまる。実際
1週間の滞在が2週間くらいいたような錯覚におちいっていた。
 次にペンションは4部屋だけなのでお客が多すぎず、ボートはクルーザータイプで
のんびりでき快適だった。
 ダイビングガイドは2名いるので、グループ分けができて、ゆっくり時間をかけて
写真を撮らせてもらった。

 今回のダイビング旅行はとっても満足したものだった。また通いたい海が一つ増えた。
まだ行ったことがない海はたくさんあり、これから行きたい海もたくさんある。
しかし、海外の海には行きたい反面、アクセスのしんどさを感じ始めている。
海外での体調管理の難しさも感じている。
「遠い海外へ行くのはあと何年かな?」と思うと同時に
「遠い海外へ行かなくなったら加計呂麻に毎年来ようかな」
と思う気持ちは確信に近いものかもしれない。


2004年7月、2回目の加計呂麻島へ行った。
昨年行った加計呂麻島へ続けて行くということは
「それほど気に入ってしまった」ということに
ほかならない。
海、ダイビングサービス、宿、人、風景のどれもが
人を癒す力を持っている。これだけそろっているところは
そうはないように思う。

ここ数年のオニヒトデの大繁殖で、珊瑚はかなり傷められて
しまっている。珊瑚が元気なころは、すばらしい風景が広がって
いたことが感じられる。加計呂麻島(奄美大島)は、西表島と
環境的には似ていると思う。今、西表島の珊瑚がすばらしい景観を
見せてくれているように、加計呂麻も一面の珊瑚に覆われていたの
だろう。
加計呂麻島は、開発が進んでなく緑が豊富で、内海(大島海峡)
と外海がある。したがって、珊瑚もきっと復活してくれるだろうと
思っている。それを楽しみにこれからも加計呂麻島へ通おうと思う。

マクロは相変わらずネタが豊富で、普段1ダイブにフィルム1本使い切る
ことはあまりないのだが、今回はシャッターをバシバシ切り、あやうく
フィルムの持参が底をつきそうだった。ネタが豊富でも、見つけられ
なければ、写真には撮れない。ガイドが良かったね。

今回はワイド(24mm)も持っていった。外海は奄美ホールのように
地形が楽しいポイントや、キビナゴが群れてそこにカツオが突っ込む
ようなポイントもある。キビナゴとカツオのシーンをフィルムに
収めたかったが、カツオに寄ることはできなかった。
キビナゴだけの写真になってしまった。ワイド写真は難しい。

宿はイナハウスだった。スリ浜という3軒しかない集落?の小さい
民宿だった。ダイビングをしない旅で訪れても、目の前のビーチで
シュノーケリングをしたり、のんびり本を読んだりするのもいいなと
感じさせてくれるところだった。