海の中のひとりごと
2004.1.23  ワイドレンズ

 水中写真を始めるとき、まずはワイド写真の世界から入ろうと思った。
マクロ写真は色がきれいだし、魚の表情まで撮ることができるのはとても魅力的だった。
でも「海は広いし、青い世界を写真に撮りたいな」という気持ちが、マクロの魅力の上をいったのだった。

ニコノスXと20mmレンズ、ストロボはニコンSB−105を購入した。

ニコノスは良いカメラだ。まず小さいのがいい。どんなに良いカメラでもハウジングでもストロボでも
大きくて旅行バッグに入らず、海外などへ持っていけないのでは話にならない。海外へ行く時は、
ワイドもマクロも両方撮りたくなり、カメラ・ハウジング・ストロボ(2灯)を2セット持って行くとなると、
どう考えてもパッキングできない。でっかいスーツケースとでっかいバックパックがあれば
可能かもしれないが、とっても重くなるし、機内預け荷物は重量オーバーで追加料金を覚悟しなければならない。

ニコノスのレンズは当然いい。一眼レフのレンズにまったく引けをとらない。

残念なところは、一眼レフではないので、ファインダーで覗いた枠と実際の写真の枠のずれは、
生じてしまう。まあこれはしかたないけど、寄った時ほどこのずれが大きくなるので、撮影が難しい。

次に、撮影最短距離がもう少し短かければと思う。20mmレンズで40cm、15mmレンズで30cmは、
寄れば寄るほどきれいな画質になり、被写体が大きくなる水中写真では、この距離は物足りなさを感じてしまう。

あとニコノスのTTLはあてにならない。水中写真を始めたばかりの頃は、便利なTTLをいつも使っていたが、
発光量が多すぎてしまうことが多い。被写体の魚は、光の当たりすぎで白くなってしまう。

まあ欠点もいくつかあるんだけど、使い方を間違えなければきれいな写真を撮ることができるニコノスは、
やっぱり良いカメラだと思う。


そのニコノスを水没させてしまったので、次に買ったのがフイッシュアイレンズ。ハウジングは今まで使っていた
シーアンドシーのCX−600で、ドームポートとレンズを購入し、SB−105を2灯にした。

フィッシュアイは画角が超広く、撮影最短距離も短い(20cm)。
したがって、大きい被写体にど接近しても枠からはみ出す心配がない。でもジンベイザメを撮った時だけは、
枠に入れるために、下がって撮った。フィッシュアイの撮影で、下がったのはこの時だけだ。

最近のワイドはこのフィッシュアイがよく使われているが、「ちょっと違うんじゃないか?」と思いはじめてきた。
確かにジンベイザメ、マンタを接近して撮るにはいいし、きれいに広がる珊瑚を撮るにはもってこいのレンズだと
思う。でもそのような撮影チャンスはそうあるもんじゃない。
フィッシュアイで魚を撮ると、大抵の場合小さくしか撮れないし、それが群であっても1匹1匹の魚は小さくしか
撮れない。少なくともワイド写真を撮るときに、初めに買うレンズじゃないと思っている。

やはり20mmくらいが、一番使いやすし、24mmでもいいのかもしれない。

それでシグマの24mmF2.8を買った。撮影最短距離が18cmなので、めちゃくちゃ寄ってもピントが合う。
24mmなので、魚はそこそこ大きく写る。
このレンズは発売はとっくに中止になっている。シグマに問い合わせたら、製造中止してかなりたっているので、
在庫もないとのこと。今、発売されている24mmはF1.8で明るくていいレンズだが、決定的な欠点は
大きすぎてハウジング(ポート)に入らないこと。

24mmF2.8はヤフーオークションで買った。さっそくサイパンで使ってきた。実際使ってみて、最短撮影距離18CM
と24mmの画角はとっても良かった。撮った写真は大満足というところまではいかなかったが、このレンズでの
撮影は今後に期待ができる。(なんて評論家みたいになってしまった。)

その後ヤフーオークションにはまってしまった。




サイパンの写真は近いうちにUPします。海の青さを撮ることができました。