八丈島へ行ってきた

2005.10.30

 毎年、暖かい時季に八丈島へ行っている。
今年は8月の末に2泊3日で行ってきた。
 
 八丈島は春から夏にかけて「冷水塊」というものがやってきて、信じられないような低水温に
なることがある。「冷水塊」はほぼ毎年あるが、八丈島をカスル程度の年もあれば、どっぷり浸かって
しまう年もある。今年はどっぷりだった。
 しかし、僕たちが行く直前に黒潮が八丈島に当たり、水温28℃海真っ青という何とも快適な
ダイビングができたのだった。
 
 八丈島は太平洋の孤島なので、海も陸もすばらしい環境で、ダイビングも実に楽しい。今回のように
黒潮が当たると、すばらしい透明度でプカプカ泳いでいるだけでも「八丈島へ来て良かったな」と
思えてしまうのだ。
 しかし、太平洋の孤島であることは、リスクも大きい。台風がどんな進路を通っても影響を受けてしまう
ことが多い。今年の台風は八重山を通って、中国に上陸するケースが多かったが、八丈島から遠いのに
うねりなどの影響を受けていた。すばらしい環境は厳しい環境でもあるのだなあとつくづく思ったが、その厳しさ
もある八丈島で安全に楽しくダイビングをさせてくれるダイビングサービスの存在をありがたいと再確認した
のだった。

 最近のパターンであるデジカメと銀塩(共にマクロ)を持っていった。動かない小さな被写体はデジカメで、
デジカメでは絶対ピントが合わない動きのものは銀塩で撮影した。このパターンは楽しくてマクロのどんな被写体にも
対応してしまうので、撮影に夢中になっている。
 被写体を見つけるとデジカメ銀塩のどちらで撮るか決める。どちらかの時も両方の時もある。使わないほうの
ハウジングを安全な場所を探して置き、撮影に入る。夢中になった撮影が終わると、置いた場所にデジカメがない。
デジカメはドロップオフを転がり落ちていた。2〜3m転がっただけだったので、デジカメは無事だったが。
安全と思える場所に置いてもデジカメは軽いので、潮の流れで転がされてしまったのだった。
 撮影に夢中になって、自分でハウジングを蹴ってしまうこともある。そこで銀塩を少し離れたところに(5mくらい)
置いて撮影していたことがあった。撮影が終わると置いた場所に銀塩がない。平らな場所だし、銀塩は重いから
流されることはないし・・・。青くなってあたりを見まわすと、ダイバーが僕の銀塩ハウジングを持っていた。別の店の
お客さんで、どうやら「忘れ物」と思ったようで、持ち主を探してくれていたようだった。でも5mしか離れていなかった
んだけどね。透明度は20mはあったし。

 今回もマクロ撮影だけだった、透明度が良く海が青かったので、ワイド撮影に向いている海だった。シンジュアナゴの
大群落は見渡す限りシンジュアナゴで、幻想的とも言える世界に引き込まれる。これが写真で再現できたらと思うが、
僕には絶対できないなあと思う。しかしその場でボーッとしているだけで、幸せな気持ちになれるんだから
それでいいと思った。長い時間ボーッとしていると窒素がたまる水深ですが。

水中写真は 八丈島05.8