海の中のひとりごと
シパダン島

2004年の12月までで、シパダン島の施設が全て撤去されることになった。
環境破壊を食い止めることが難しいという理由らしい。

僕がシパダンへ行ったのが、2000年の3月末だった。
すでに環境のことは言われていたし、一番良いときと比べるとかなり破壊は
進んでいたようだったが、それでも海の中はすばらしいものだった。

小さい島だが、陸にはコウモリやイグアナがいた。現地ガイドから「イグアナがいるよ」
という話を聞いていたが、半信半疑でいた。現地ガイドと一緒にいた時に
そのガイドが「ほんとだ ほんとだ」と急に言って、指をさすので何かと思ったら、
イグアナが走り去っていった。日本人は話に聞いていたイグアナを見つけると
ほとんどの人が「ほんとだ ほんとだ」と言うようだ。マレーシア人には、その反応が
おもしろくてたまらないようだった。

今までに撮ったワイド写真の中で、一番気に入っているのが、シパダンで
撮ったウメイロモドキの群で、こんな写真はこれからも撮れないだろうなと
思う。

最近では砂浜が狭くなったと聞いたし、バラクーダなどの魚の群もあまり
見られなくなったということも聞いた。

施設の撤去は寂しさはあるが、良いことだと思う。

一度シパダンへ行って、その後誘拐事件があったので、行きたい気持ちを
ずっとひきずったまま結局一度も行けなかった。

しかしシパダン島周辺のダイビングが全面的にできなくなるわけでは
ないようなので、マブール滞在などでまた行きたいと思っている。

シパダンの海の復活を願う。
その海を壊した一人なんだけどね。僕も。
海の楽園・ダイビング