海の中のひとりごと
2004.3.14  減圧症って自分とは無関係?


ずっとそう思っていた。ダイビングコンピューターは減圧が出ても
ちゃんと消してからエキジットしているし、一日に2ダイブがほとんどだし、
「減圧症の心配はないよ」と思っていた。

こう書いてしまうと「減圧症になっちゃったの?」
と思われてしまうが、そうじゃない。
ただ気が付いた。減圧症って、自分と無関係なわけじゃなく、だれにでも
「なる」可能性はあるんだってこと、ダイビングの仕方によってその可能性は
大きくなったり小さくなったりするけど、ちゃんとしているつもりでも
小さいながらもリスクは常にあるってこと。

ダイビングのウェブサイトを見ているうちに、減圧症になってしまった人の
サイトにたどりつき、そのサイトから枝葉的に多くの減圧症になってしまった人の
ことを知ることになった。
減圧症はダイバーならだれでも知っているが、ダイビング中に血液中に
溶け込んだ窒素が、浮上して圧力が下がることによって気体に戻ってしまい、
体のいろいろな部分に障害を引き起こすものだ。
当然死に至ることもあるが、そこまでいかなくても神経を傷つけるため痛みは
かなりのものらしい。外傷のように目に見えるわけではないので、その痛みには
不安感が伴うようだ。

減圧症にはいろいろな症状があるが、一番軽い症状の一つに「痒い」
というのがあることを知った。
そのことを知った時、目から鱗が落ちた。
そう!その痒さ、ダイビング終了後の痒さ・・・自分にも覚えがあった。
ひどい痒さではなかったし、長い時間でもなかったので、
いつのことだったか覚えていない。
それなのに「痒さ」を覚えていたのは、痒い箇所によるものだった。
指の先端、立った状態から体を前に倒し、ピント伸ばした指先を床につけた時
に床につく指の部分というとわかってもらえるだろうか。
何十年も生きてきて、指のその部分だけが痒いなんてことはなかったので、
覚えていたのだ。減圧症のウェブサイトには、同じ部分の痒みを経験した人の
話が載っていた。

というわけで、自分とは関係ないって、とても思えなくなったのでさらに減圧症に
関わるサイトを見て自分なりに学習することにした。

その学習後感じたことは、ファンダイブで安全停止まではみんなきちんとするが、
安全停止後4〜5mの深さからかなりの速さで浮上する人が多いってこと。
ダイビング終了後の酒はほんとにうまいが、減圧症のことを考えていないんだろか
と思えるような飲み方をしている人ってかなりいるってこと。

一日に2ダイブか3ダイブあるいはそれ以上かによっても、当然減圧症のリスクは
変わってくる。
僕はもともと2ダイブでのんびりと一日を過ごすのが好きなので、今までどおりの
ペースで楽しんでいこう。
3ダイブはお金をたくさん払う上に、一日をあわただしく過ごさなければならず、
あまりしてこなかった。一番困るのは、シパダンのように「無際限ダイブ」などと
いわれてしまうと、「のんびりしたい」「潜らないともったいない」という気持ちが
交錯してしまうことだ。ちょうど「食べ放題の店」に行くようなもので、つまらない葛藤に
陥ってしまうのだ。

飛行機に乗るまでの時間も気にするようになった。ダイビングしたその日には、
もちろん乗ることはないが、翌日でも朝早くはできるだけ避けるようにしている。

とにかく健康で長くダイビングを楽しみたい。
海の楽園・ダイビング